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2012 年 6 月 のアーカイブ

魚探出力が魚群に与える影響?の考察

2012 年 6 月 11 日 Comments off

「魚探のスイッチがONのままだと、魚の群れが警戒する」
そんな噂を聞いたことはないだろうか?
実際はONのままでもマダイは釣れるし、現在のマダイジギングでは魚探は欠かせないアイテムなのだから、普段は気にすることが無いし、個人的にもこの噂の真偽は怪しいと思っていた。

ところが、カヤックフィッシングを始めて以来、この噂がひょっとしたら本当なのでは?と思わせる出来事が続いている。
以下はあくまで個人の経験に基づく推測・考察に過ぎず、断定できるものではないことをあらかじめ了承していただきたい。

カヤックフィッシングのステルス性の高さについてはカヤックのブログで解説している通り。
マダイの群れの上に停艇しても、マダイはレンジを変えることもなく、また活性が低下してしまうこともない。結果的に活性の高い群れが艇の下に居続けることで、連続ヒットに結びつきやすい。

こんな状況でも、近くにモーターボートが近づくと、一気に状況が変わる。群れは沈み、食いも急激に渋くなる。この現象は、ここ数回のマダイジギングで毎回のように経験済みだ。
考えられるのはエンジン音の影響で、マダイは「エンジン音=危険信号」と捉えて学習してゆくのだろう。ちなみにそんな状況で低活性に陥ったマダイの活性が元に戻るまでには、かなり長い時間が必要だし、時には戻らないままという場合もある。

そして本題の魚探について。

カヤックで使用している魚探は小型のポータブルタイプ。このタイプの魚探は、超音波の出力がわずかに100Wしかない。データ上は300mまで測深できるようになっているが、実際は100mでも厳しいだろう。つまり「非力」である。
対して、プレジャーボート等が搭載する大型の魚探は、より深い深度まで正確に鮮明に測定できるように最低でも1kw、高級魚探にいたっては5kw以上という高い出力で音波を発している。その出力差は10~50倍ということになる。

この大出力が魚群に影響を与えることはないのだろうか?

ポータブル魚探では群れの活性もレンジも変化させずに釣りができる。つまり、非力故にステルス性の高い魚探ということが言えるだろう。
ミニボートが総じて好釣果な理由もまた、この手の低出力魚探によるものなのかもしれない。

好調に釣れ続いていても、付近を流している大型船の音波が影響しはじめると、マダイの活性とレンジにあきらかな変化が起こり始める。
同じような現象を何度も経験しているので、自分の中でこの現象は低活性を招く確定要素。モーターボートからできるだけ離れることが良い釣りをするための条件である。

出力の大きい魚探は、海底で反射・屈折してからの音波も強い。広範囲を探る指向性の広い低周波なら尚更のこと。それらが四方八方に広がることで、周辺の群れにまで影響してしまうのかもしれないと考えられないだろうか?
より多く釣るために備えた設備が裏目に出るとすれば、なんとも皮肉な話だが、例えば水深100mを超えるような釣り場では大出力が物をいう。だから、どちらが良いというわけではないのだが、少なくとも水深60m程度までのマダイに関して言えば、低出力が優位かもしれない。

浮いているマダイは捕食の意志があるからこそ浮いている。
エンジン音や音波の影響が無ければ、きっともっと簡単に釣れるような気がしてならない。

カテゴリー: ライトジギング