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リール(ライン)の巻き取り量を計算する

2009 年 5 月 18 日 コメントはありません

たとえば、水深60mのポイントで、ボトムから30mに反応が出たとしたら、30m巻き上げればいいことは誰でも分かるでしょう。しかし、色分けされていないラインで正確に30mを巻き上げることはむずかしいだろう。

それを可能にするのは、自分が使用しているリールの「巻き取り量」を把握すること。具体的には、リール1回転でどの程度のラインを巻き上げられるのか知っておくことだ。当然のことだが、巻き取り量はリールのメーカー(ギア比の違い)やサイズ(スプール径の違い)で異なる。「そんなの、カタログの最大巻き取り量を見ればわかるだろ」と言う方も居ると思うが、カタログの表示量はあくまで最大であり目安。現実には表記された量よりも1割程度少ない。

自分のリールの巻き取り量を正確に調べるためには、一度ボトムまで仕掛けを沈めて、そこから水面まで何回転で巻き取れるかを数える。もし水深50mで100回で巻き上げたら、ハンドル1回転あたりの平均巻き取り量は50cmということになる。だから、30m巻き上げるためにはハンドルを60回転させれば良いということになる。

■攻めの例

水深60mで、上層から20~30mに反応が出た時、もしもルアーをまだ投入していないのであれば35カウントして35mまで沈める(メタルジグ40g=1m/1secとして)。そこからリールを巻き始め、水面下15mまで誘うために20m巻き上げる。その場合、前述のリールであればハンドルを40回転させれば良い。

もしボトムにルアーがあったのならば、35mまで、無駄な25mを素早く回収する(ハンドル50回転)。その後、20mを食わせるためのスピードでジックリと攻める(ハンドル40回転)。

■計算しやすいダイワ製2500#

 しかし、全てのリールがキリの良い、分かりやすい数字になるとは限らない。例えば、1回転で65cmなんて、計算しにくいパターンもあるだろう。だから私は計算のしやすいリールを好んで使用するし、裏返せばそのリールでなくては自分の釣りを完璧にこなすことができない。

では、サイズ的にバランス良く、計算しやすいリールは?というと、私のおすすめはダイワ製の2500#である。このサイズのリールの巻き取り量は、ハンドル1回転あたり約75㎝平均。つまり、10m巻き上げるためにはハンドルを15回転させれば良く、計算が楽である。20mならば30回転。30mならば45回転。頭の弱い私でも、この程度ならば計算できる。

だから、ルアー同様にむやみにリールを交換することはしないし、予備タックルのリールも全て同じメーカーの同じサイズ。もし複数のリールの巻き上げ量を全て記憶して使いこなせるという方ならば問題ないが、私の場合それは無理。だから、普段使っているタックルと全く異なるものを手渡されて「これで釣れ」と言われても、無理な話なのである。

 

前回説明したルアーの沈下スピードと、今回のリールの巻き取り量。この組み合わせがライトジギングの全てであり、釣りをしている間は常にカウントを繰り返すことになる。いや、これが出来なくてはライトジギングの釣りは成立しないと言っても良い。面倒に思えるが、慣れてしまえば会話しながらでも、置き竿でルアーを投入しつつ、他の作業をしながらでも、しっかりとカウントできるようになる。

2009年新規追加分

メタルジグの沈下スピード

2009 年 5 月 15 日 コメントはありません

色分けされたラインを使用していれば、メタルジグがどの程度まで沈んだのか、おおよそ理解できる。しかし、色分けされてないラインでは、メタルジグの位置を把握することがかなり困難である。また、色分けされていてたとしてもキャストして遠目を攻める場合には、ラインのマーキングは何の意味もなくなる。よって、自分が今使用しているメタルジグが、何カウントで何m沈むのかを知っておくことが重要だ。これは釣果を大きく左右する重要要素なので、何度も繰り返して練習することをおすすめしたい。

カウントのテンポは個人差があるので、ここでは1カウント1秒とする。私の場合、基準となるのが40gのメタルジグで、なかでもima GUN吉やムラジグをメインで使用するのは、それらの沈下スピードが、1カウントで約1mだからである(6LBフロロカーボンライン使用時)。

つまり、30m沈めたければ30カウント、60mならば60カウントすれば良い。難しい計算も必要ないので、私のように算数が苦手でも40gメタルジグならばレンジ呆けするということはない。

もちろん、潮流や海域による塩分濃度、使用しているラインの種類、太さ、ルアー自体の比重によっても沈下スピードは変化する。あくまで1カウント1mが目安だが、40gのメタルジグを一度ボトムまで沈めて着底まで何カウントかを数え、実際の水深と照らし合わせれば、「今日の潮は1割プラス」とか、おおよそのカウント数を割り出すことができるだろう。

では、それより軽い30gの場合はどうか?

同じ条件の場合、40gと比較すれば、1~2割増しとなる。こうなるとカウントが難しそうだが、23カウントで20mと覚えておけばほぼ間違いない。20gの場合は約1.4~1.5倍なので約30カウントで20mということになる。

あくまでおおよその目安でしかないが、慣れれば誤差は1~2m程度。狙いのレンジを直撃できるかどうかは、しっかりとカウントできるかどうかに掛かっている。そう言う意味では、ルアーを頻繁に交換するのは考え物であり、使い慣れたルアーのカラーを変える程度が無難と言える。

例えば、水面から20~30mの位置に魚探反応が出たとする。40gのメタルジグならば、35カウントで35m沈め、そこから15mまでの20mを探る。再びフリーフォールで20カウントして35mまで沈め・・・というのが私の攻め方。

ここで疑問が出るはず。何故20m巻き上げたことがわかるのか?それは別項で説明する。

2009年新規追加分

レンジの把握

2009 年 5 月 15 日 コメントはありません

レンジとは、つまりその時のマダイの回遊層のこと。マダイの定位レンジを直撃するライトジギングでは、レンジが把握できないと釣りにならない。青森県を例に挙げれば、マダイがボトム付近に定位しやすいのは水温10度以下の春先と、8~9月の高水温時。水温が12度を超える5月初旬頃から7月いっぱいの約3ヶ月間は、釣り場の水深に関係なく水面下10m程度まで浮き上がり、時には水面直下でヒットすることもある。活性が高ければ高いほど浮きやすい傾向にあるが、中層に浮いてても低活性の場合があるので、定位レンジと活性の相関関係を100%信じることもできない。

マダイの回遊レンジは常に変化している。それは活性よりもむしろベイトの状態と深い関係があるわけで、我々はそのレンジを魚探の反応でしか知ることができない。そして、舟の下にマダイが居る時間は、極めて短いと思ったほうが良い。

つまり、魚探で探れる範囲にマダイが回遊してきたら、即座にその水深を知る必要がある。釣り座によっては頻繁に魚探を見ることができないので、魚探が見える場所に居る人は常に魚探に注意を払い、反応が出たら「現在の水深」と「マダイの回遊レンジ」を同船者に知らせることで船中の釣果が大きくかわる。もし乗ってる舟が遊漁船であれば、船長は常に魚探と睨めっこして、随時反応の様子を釣り人に報告することが大切。

「現在の水深」とは、水面からボトムまでの水深。「マダイの回遊レンジ」とは、例えば上から20~30mという反応が出ている範囲。釣り場の水深の把握が必要なのは、例えばボトムに仕掛けがある状態で「上から20~30m」に反応が出た時、ボトムからどれだけ仕掛けを巻き上げれば良いかを知るためである。水深60mであれば、30m巻き上げればマダイの泳層に達することになる。

群れが大きい場合(魚探の反応が長く続く)は良いが、群れが小さい時はマダイのレンジにメタルジグが到着する前に反応が消えてしまう。それを回避するためには、常に回遊レンジに近い位置にメタルジグを置くことである。水温が12度を超えた頃には水面下20mまでなら平気で浮くし、5~6月のハイシーズンであれば、殆どの場合20~40mが回遊レンジとなる。つまり、常に30m程度にメタルジグを置くことで、上層にも下層にもいち早く到達することができる。

これはマダイジギングではかなり重要な要素で、自分のルアーがある位置とマダイの回遊層を把握しているかいないかでは最終的に何倍もの差が出る。

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