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粘度を高める

2014 年 12 月 8 日

釣りに行けないのでメンテナンスネタが続きます(笑)。

修理依頼を受けて全分解したリールに結構な確率で見られる症状が、磁着オイルのオイル下がり。
磁着しているはずのオイルですが、何故かクラッチ部分に流れ出し、それが原因でクラッチ部分の不良を引き起こしているケースが少なくありません。

磁着オイルは販売されていないので、分解してしまうと代用品を使うしかないのですが、自作の磁着オイルも2年前の試作品に比べれば、かなり使えるものに進化してきました。超微粉末の金属にオイルを混ぜるだけではやがてオイルと金属が分離してしまうので、それらが分離しないための工夫が必要。混ぜ合わせるオイルも様々なものでテストしてみました。
こうして進化してきた自作磁着オイルも、粘度が低いのでどうしてもオイル下がりしてしまう傾向にあります。
そこで最近試しているのが、磁着するグリスです。
グリスと言ってもベアリングに封入して防水目的で使用するようなペースト状のものではなく、もう少し柔らかいもの。
何度か使っては分解して状態を調べる・・というくり返しですが、粘度を高めることでオイル下がりはかなり少なくなります。グリス自体防水性が高く、しかもピニオンリングとの摩擦もほぼゼロに近いものなので、リールの滑らかさに対する影響も体感できません。
そんな感じで、自分の中では磁着グリスと水置換オイルを使ったメンテナンスが最近の主流です。
ご自分でメンテされる方は自己責任の上、ご参考まで。

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