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2014 年 12 月 のアーカイブ

皆様、良いお年をお迎え下さい

2014 年 12 月 31 日 Comments off

2014年、たくさんの収穫を得られた、素晴らしい年でした。

新しいシーバスポイントの開拓は毎回が新鮮で楽しく、20回近く通い詰めてしまいました。広いポイントにも釣れる場所と釣れない場所があり、自分なりにシーバスが定位しやすい場所を絞り込めた事、そして釣り方も大きく変化した事が大きな収穫でした。シーバスの奥深さを改めて痛感した年でもあります。

マダイは西と湾内の新規ポイントの開拓に明け暮れました。
従来の概念を捨てて、カヤックならではの釣りを目指した結果、水深10m以下でのマダイ、そして今まで誰も攻めなかったカヤックだけに許された海域での可能性が見えた年でした。まだ完全とは言えず、来年に課題を残しましたが、引き続き開拓を進めたいと思います。

カヤックで狙うノドグロ、マダラという新たなターゲットにチャレンジしたのは暮れも押し迫った12月。ノドグロに関しては2月が最盛期という事で、こちらもまだ結果が出ないままですが、東北におけるウインターKFの足かがりを作ってゆければと考えております。日本一浅い海域で釣れるノドグロに出会える日も、それほど遠い未来ではないと思います。

40名を集めて開催された2回目の「KF Camp in 十三湖」も盛況のうちに終了。2015年も引き続き第3回を開催予定です。

夏場を中心に積極的に参加した県や地方自治体のイベント。のべ60名をこえる仲間達に支えられて、全てのイベントを滞りなく終えることができました。新聞やTVなどのメディアに出していただける機会も増え、SOTカヤックの認知度が大きく高まったとともに、今後の可能性と展開が見えた年でした。青森港でのKFも可能となり、近場でのKFが楽しめるようになった事も大きな収穫です。

イベント参加を機に発足したパドリングクラブ「K-Line」。初回募集で40名近い仲間が集まりました。そして昨年に続き、今年も多くのKF仲間が増えたこと、事故なくKFを楽しめたこと、それが何よりも大きな収穫だったと言えるでしょう。

KFに着手して4シーズン目を迎えるにあたり感じること。それはカヤックの無限の可能性。2015年もやりたい事、やらなければならない事が山ほどあります。それらは仲間達の協力無しには成し得ないことばかり。欠点、欠陥ばかりの自分ですが、2015年も引き続きお付き合いいただければ幸いです。

個人的には素晴らしい年で終われた2014年。ここしばらく、こんな楽しい年はありませんでした。
KFを始めた事で得られた充実感。その楽しさと素晴らしさを2015年もより多くの方々と共有してゆきたいと思います。

今年一年お付き合いいただいた皆様に心から感謝。そして来る2015年も宜しくお付き合い下さい。

それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。

在庫状況

2014 年 12 月 29 日 Comments off

年明け入荷分J-Force Kayaksの在庫状況は以下の通りです。

■Angler410

・オレンジ、レッド、イエロー、マゼンタ、ブルー=各1艇
・ライムグリーン、ティール=予約終了

■Duo410

・オレンジ、レッド、イエロー、マゼンタ、ライムグリーン=各1艇
・ティール、ブルー=予約終了

■Angler270

・オレンジ、イエロー、レッド、ライムグリーン、ティール、マゼンタ、ブルー=各1艇

予約割引セールまもなく終了いたします。
ご予約はお早めに。

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漕ぎ納め

2014 年 12 月 27 日 Comments off

今年も残すところ5日となりました。殆どの方は昨日、今日あたりが御用納めで正月休みに入ったことと思います。今年一年、お疲れ様でした。
私も今年入稿分の原稿を全て終え、ホッと一息というところです。
本当はクリスマス前に終えたかったのですが、中旬以降の大雪で想定外の時間を費やしてしまい、2~3日予定が狂ってしまいました。

しかし呆れるくらい良く降ります。昨日も朝5時から2台分の駐車場の雪を片付け、その後は藤崎倉庫へ。一晩で降った40cm近い雪を片付けるのに正味2時間。結局ほぼ一日が雪のために潰れてしまいました。
運動不足解消と筋トレには雪片付けも必要ですが、これほどまとめて降られると、ちょっとうんざり。
汗をかいた後はすぐに着替えなければならないので、洗濯物も増えて大変です。

天気予報によれば、土日は幾分落ち着きそうですが、晦日以降はまた寒波がやってきそう。
つまり、年内に浮けるチャンスはこの週末しか無いということです。
日曜は気温もかなり高くなりそうなので、ノドグロとマダラ狙いで仲間達と「漕ぎ納め」をしてこようと思ってました。

カヤックを始めた当初は真冬に浮くなんて考えられませんでしたが、だんだん感覚が麻痺してきて、真冬のKFも楽しいと感じ始めてます。端から見れば狂気の沙汰かもしれませんが、慣れてしまえば寒さもさほど気にならないものです(笑)。時間が許せば、帰りは温泉に寄って・・・なんて楽しみ方もあります。
個人的には釣りも楽しいのですが、漕ぐことに楽しさを見出しているので、釣果はさほど気になりません。魚は釣れる時に釣ればいいのです。
今時期の海上はとても空気が良く爽やかな気分でパドリングが楽しめます。天気の良い日は幻想的な「気嵐」にも遭遇できます。水温が低いので、けっして無理はできませんが、安全面さえ確保できれば、東北でもカヤックにシーズンオフは無いというのが最近の私の考えです。

気温は毎日のように氷点下。陸地は雪に埋もれ、海水温も10度を下回るこの季節はショアもオフショアも含めて釣りはシーズンオフに入ります。
それでも沖合で根魚を釣ったり、堤防でメバルを狙う釣り人は居ますが、岸近くのいわゆる「NearShore」で釣りをすることは、今までほとんど無かったと言って良いでしょう。岸からせいぜい1kmの範囲。この寒い季節に、そんな海域で釣れる魚など居ない・・というのがこれまでの見解だったかもしれません。

しかし、現実は違っていました。
考えも及ばなかった海域に、これまた考えもしなかった魚が生息し、カヤックだからこそ可能な新たな釣り、ターゲットがどんどん増えつつあります。
KFを始めた事で、どんどん見えてくる真実、そして未来へ向けての展望。カヤックから得られた恩恵はとても大きく、釣りに対する凝り固まった固定概念をリセットせざるを得なかったこともしばしばでした。

日本の釣りは道具も釣り方も最先端と言えます。
しかし、我々の知識は実はとても乏しく、何一つ真実を知らなかったのだという事をカヤックが教えてくれました。
遊漁船やプレジャーボート、ミニボートなどの釣りとは全く方向性の異なった釣りがKF。だから、我々はそれらの釣りを追いかけるのではなく、KF独自の方向で進んでゆかなければならないのだと実感した2014年でした。

新しい釣り方も、ポイントも、ターゲットも、そして仲間も。
来る2015年は確実に増えてゆくことでしょう。

2月入荷分のカラー在庫

2014 年 12 月 24 日 Comments off

2月に入庫予定のJ-Force Kayaksについてのお知らせです。

Angler410の残数が少なくなっております。

ライムグリーン 残0
マゼンタ(紫)  残1
ブルー     残1
オレンジ、イエロー、レッド 残各1

ライムグリーンは予注分完了。マゼンタ、ブルーは各1艇のみの残となっておりますので、ご予約はお早めに。
また、Duo410につきましても新色のマゼンタとブルー、ライムにつきましては品薄となっております。

カヤックマダラも楽しそう

2014 年 12 月 23 日 Comments off

何かと忙しい年末です。
忙しさの主な原因は降り続く雪で、雪が降らなければそんなに忙しくも無いのですが・・・。

続く寒波の影響で、なかなか出艇できず、青森港の調査もこのままでは年を越してしまいそうです。

そんな中、マダラの情報が届きました。

場所は陸奥湾。水深は30m。
ポイントのすぐ前から出艇すれば、10分もかからない場所です。
三陸では春先に水深50mほどのポイントでマダラが狙えますが、春になれば白子も卵も入ってません。
しかし、今時期の陸奥湾のマダラは・・・。

ノドグロと違ってマダラは難易度の低い魚。
ボトムから1m上でメタルジグを上下させているだけでヒットします。タコベイトを付ければヒット率アップです。
問題は数ですが、居れば釣れる気がします。

はい、もちろん狙ってみますよ(笑)。
基本的に馬鹿ですから、少しくらいの寒さなんて、全く気にしません。

初回玉砕

2014 年 12 月 21 日 Comments off

記録的な大寒波の後は、穏やかな日を見逃さずに出艇。
狙いは接岸が始まったノドグロです。
水深20~30mという、おそらく日本一浅場で狙えるノドグロ。漁場での釣りなので、地元の漁師さんに許可を頂いたカヤックのみに許された釣り物でもあります。

現地入りして早速情報収集。
現在の付き場と水深を漁師さんから教えていただきます。
まだ30cm以下と小型が多いものの、ノドグロは間違いなく接岸しているようです。

が、「ここ数日は数が少ない」とのこと。
2月が最盛期で、まだ「走り」の状態なので群れが小さめのようです。
まだ水温も高く、洋上は意外に寒さを感じません。
風が出れば指先が冷たく感じる事もありますが、手の防寒対策がしっかりしていれば真冬でもカヤックフィッシングは可能です。

仲間5名とともに9時頃出艇。ポイントまではわずか5分の距離です。
ノドグロの生息域は砂泥地ということで、根が切れた17m付近から流してゆきます。
今回はエサ釣りとジギング。しかし、初めての魚でもあり、メディアから得られる情報は深海釣りのものなので、全く釣り方が分かりません(笑)。

最初に釣れたのはアイナメ。ちょっとした根があれば、そこにはしっかりと根魚が居着いてます。

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アイナメを更に1匹追加したところで24mラインに移動し、エサ釣りに切り替え。
そこは漁師さんの網のすぐ脇で、数日前までノドグロが捕れていた場所でもあります。

ボトムから1~2m付近でのアタリ。それはとても小さく、一発では食ってくれません。エサ盗りのフグでもなければアイナメやソイなどの根魚でもない・・・。
他の小魚という可能性もありますが、ノドグロである可能性もゼロではありません。
何度もアタリを感じながら、ついに1匹も食わせることができずに時合が終わってしまいました。

「釣り方がわからない」
それが敗因。
大きな群れが入れば簡単に釣れてしまうのかもしれませんが、仕掛けもエサも釣り方も、全てにおいて一から考え直す必要がありそうです。

その後はジギングでホウボウを1匹追加。赤い色が見えたのでドキドキしましたが、大きなグリーンのヒレが付いてました(笑)。

今回は初回でもあり、調査の目的が大きかったのですが、実際に攻めてみなければ分からない様々な情報、そして何よりも地元の漁師さんから生の情報を得られた事は、次に続く大きな収穫でした。
シーズンは始まったばかり。次回は釣れそうな気がします。

結果的に初回玉砕。お土産は地元の方から頂いた丸々と肥えたトロ鯖2本とヤリイカ7ハイ。
どちらも絶品でしたが、この時期の鯖は脂ノリノリで完璧なトロ。
沖にはまだたくさん鯖が居るんですね。

カヤックフィシングを楽しんだ後は、仲間達と陸っぱりのメバリング。
久しぶりに南混じりの風なので、今回は東側で遊んできました。
いきなり23cmが釣れた後は、20cm前後をアベレージに最大で25cm。
7時頃から9時30分頃まで、メバルの小気味良いファイトを堪能できました。

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産卵を控えたママメバルも多く、全てリリース。
キープは無しです。

ノドグロ始まりました

2014 年 12 月 17 日 Comments off

■藤崎倉庫にはストーブがありません。大きなストーブを置きたいのはやまやまですが、煙突の関係などもあり、設置場所が無いのです。
昨シーズンはいっぱい着込んでの作業でしたが、床がコンクリートという事もあり、体が芯から冷えてしまいます。
いろいろ考えたのですが、大きなストーブを設置するほどの予算も無く、大きめの反射式ストーブで妥協することにしました。
倉庫全体を温めることはできませんが、ストーブの近くで暖を取れれば良しとしましょう。足腰と手を温められるだけでもかなり違います。
冬の間に倉庫にこられるお客様は、寒いですから覚悟してください(笑)。去年よりは多少暖かいですが。

年明けに入荷するAngler410とDuo410の新規ご注文も増え始め、お陰様でこの冬も倉庫通いが続きそうです。4月からKFを楽しみたい方は、遅くとも2月には製造に掛からないと間に合わなくなりますのでご注文はお早めに。また、新色から無くなる傾向にありますので、欲しいカラーがある場合もご予約はお早めに。

■日程は未定ですが、2月中のどこかの日曜を利用して、室内温泉プールでの「カヤック安全講習会」を開催する予定です。会場の都合で、午後3時から6時頃までのちょっと遅い時間帯になりますが、今現在KFを楽しんでいる方も、これからカヤックにチャレンジしようと考えている方も、是非参加して頂きたいと思います。
当日は初心者向けのパドリングの方法の他、落水時のレスキュー、再乗艇など、安全のための講習を中心に行います。プール貸し切りのため、無料とは行かず、一人1000円~1500円の実費になると思いますがご了承下さい。

■先日ブログに書いた「水置換オイル」ですが、氷点下の中で何度か実釣した結果、一度も逆転現象が発生せず、しかも低温でも滑らかな回転を維持できることが分かってきました。また、心配されたサビも今のところ全く出ていません。クラッチ部分だけではなく、水を被りやすいラインローラーにも有効です。ご自分でメンテされる方は、試してみてはいかがでしょう?(自己責任はお約束です)。水置換オイルも様々なものがありますが、ワコーズあたりの信頼性の高いものがいいですね。

■ついに・・と言うか、予想よりもかなり早めにノドグロ接岸の情報が入りました。2月には40cmクラスがメーンになるという事ですが、今のところは25~30cmが多いみたいです。ポイントはかなりピンですが、秋のうちに調査は完了しているので、出艇したら迷わずポイントを目指したいと思います。ポイントまで5~10分のパドリングなので、距離的には問題ないのですが、敵は寒さでしょう。しっかり防寒しても、1時間が限界かな?
仕掛け作りも済んだし、あとは釣るだけ。天候落ち着いたらすぐにGOです。正月用のノドグロ、2匹でいいなぁ。
 今週は青森港の調査許可も正式に出て、そちらも年内に1~2回行わなければなりません。既に雪捨ても始まり、青森港は大変な事になってると予想されますが、果たして何か釣れるのでしょうか?県側はこの調査にかなり期待されているようですが、その分プレッシャーは大きいです(笑)。一年掛かりの調査なので、無理せずボチボチやってやって行きます。

しかし、凄い寒波ですね。
こんなに混んだ等圧線は滅多にお目に掛かりません。
今のところ弘前は時折陽が差す状態ですが、風がだんだん強くなってきました。
そんな中、今夜は青森市で忘年会。
渋滞しそうなので、早めに出発します。

まだオフではありませんが

2014 年 12 月 9 日 Comments off

すっかり真冬になってしまいましたが、天候さえ許せばカヤックに乗りたいと思っていますので、個人的にはまだオフシーズンではありません(笑)。
青森港の魚類調査もあるし、十三湖一周ツーリングも予定しているし、最低でも今年中にあと2~3回は浮くつもりです。
「こんな寒いのに馬鹿か」
と言われますが、馬鹿と言われる人生のほうが余程充実しているので、馬鹿でいいんです。
それは最高の讃辞。人間そもそもが馬鹿ですから(笑)。
そして、今日も浮いてる仲間が居ます。

仲間達と会う機会もめっきり少なくなりましたが、たまに倉庫で作業している時はわざわざ訪ねてきてくれる仲間もいらっしゃいます。

「今年も楽しかったなぁ」
「とっても良い年でした」
「カヤックを始めて良かったです」

そう言って頂けることが何よりも嬉しく、大きな励みになります。
仲間っていいなぁ・・。
そう感じる瞬間です。

カヤックを通して、あれよあれよという間に新しい仲間がどんどん増えました。
それは釣り仲間に限らず多方面にどんどん拡大しつつあります。

述べ73名の仲間達に協力していただいて無事に終了できた8回のイベント。そのどれもが大成功でした。
仲間が集まれば大きな力になります。
自分一人では何もできませんが、全ては仲間達が居たから成し得た事。
雨の日も風の日もありがとうございました。
素敵な仲間達に改めて心から感謝いたします。

たくさんのイベントに参加させていただいた事もあり、SOTカヤックの認知度も随分高まりました。KFの普及はもちろん、釣り場の開放やレジャーとしての活用を目標に、今後も幅広く貢献できればと考えております。

人付き合いが苦手で、人見知りな自分ですが、今後とも宜しくお願いいたします。

粘度を高める

2014 年 12 月 8 日 Comments off

釣りに行けないのでメンテナンスネタが続きます(笑)。

修理依頼を受けて全分解したリールに結構な確率で見られる症状が、磁着オイルのオイル下がり。
磁着しているはずのオイルですが、何故かクラッチ部分に流れ出し、それが原因でクラッチ部分の不良を引き起こしているケースが少なくありません。

磁着オイルは販売されていないので、分解してしまうと代用品を使うしかないのですが、自作の磁着オイルも2年前の試作品に比べれば、かなり使えるものに進化してきました。超微粉末の金属にオイルを混ぜるだけではやがてオイルと金属が分離してしまうので、それらが分離しないための工夫が必要。混ぜ合わせるオイルも様々なものでテストしてみました。
こうして進化してきた自作磁着オイルも、粘度が低いのでどうしてもオイル下がりしてしまう傾向にあります。
そこで最近試しているのが、磁着するグリスです。
グリスと言ってもベアリングに封入して防水目的で使用するようなペースト状のものではなく、もう少し柔らかいもの。
何度か使っては分解して状態を調べる・・というくり返しですが、粘度を高めることでオイル下がりはかなり少なくなります。グリス自体防水性が高く、しかもピニオンリングとの摩擦もほぼゼロに近いものなので、リールの滑らかさに対する影響も体感できません。
そんな感じで、自分の中では磁着グリスと水置換オイルを使ったメンテナンスが最近の主流です。
ご自分でメンテされる方は自己責任の上、ご参考まで。

リールの逆転現象

2014 年 12 月 8 日 Comments off

ここ2~3日で、一気に大量の雪が降り、週末は雪片付けで終わった・・・という方も少なくないことでしょう。
幹線道路でさえ除雪が追いつかず、渋滞が慢性化した二日間でした。
12月ですから、雪が降るのは当たり前ですが、今回は降りすぎ。フィリピンを直撃している台風22号の影響もあるんでしょうね。

この季節になると釣り物はめっきり少なくなりますが、メバルが面白い季節でもあります。ULJのデイゲームでも数は釣れますが、型を狙うならやはりジックリと攻めるナイトゲーム。季節柄抱卵したママメバルも少なくないのでリリース前提ですが、サイズが出るので楽しませてもらってます。
この時期の夜釣りですから、ほぼ確実に氷点下。酷い時は氷点下10℃以下という環境での過酷な釣りです。

そんな環境での悩みのタネがリールの逆転現象。
具体的にはクラッチが利かなくなり、ストッパー不良になる現象です。
メーカーにかかわらず、最近のスピニングリールのストッパー部分はワンウエイクラッチが採用されています。この部分、とても繊細で、オイルの量が少なくても多くても不具合が出てしまいます。
寒い季節は結露等によって発生した微量の水分が凍結し、クラッチベアリングの回転を妨げてしまいます。急激な気温差による結露ですから、どんなに防水性の高いリールでもその発生率に大きな違いはありません。
それを防ぐために、クラッチベアリングとピニオンリングの接触抵抗を大きめに設定したりするのですが、その設定ではハンドルの回転が重くなり、またストッパーオフ時の逆転にも支障をきたしてしまいます。

面倒な話になってしまいましたが、なんとも厄介な症状、それが厳寒期の逆転現象なのです。

同じ症状はタックルが水を被りやすいカヤックフィッシングの現場でも発生します。いずれの場合も悪さをしているのは「水分」であり、クラッチへの水分の侵入をいかに防ぐかが課題となります。

その対策をずっと考えていて、いろいろ調べている過程で、気になるケミカルを発見しました。水置換オイルという物です。簡単に言えば、水より比重の大きなオイルです。これを使えばクラッチベアリングに結露が発生しても、水分がオイルの外側に追いやられるので、ベアリングが凍って回転を妨げることはないのでは?と考えました。

試しに、メバルで使用しているリールで使ってみる事に。現場に出る前に自宅の冷凍庫で何度かテストし、逆転現象が発生しないことを確認してから現場へ。
オイルは多めに使用し、クラッチの摩擦係数も最少に設定してあるので、普通のリール用オイルでは確実に逆転してしまう状態でしたが、2時間の釣りでノントラブル、しかも巻き上げがとても軽くスムーズという素晴らしい結果でした。
今後も何度かテストして調子が良ければ、クラッチとボールベアリング(特にラインローラーとピニオン、ハンドル)には水置換オイルを使ってワンシーズン試してみたいと思います。

リール用のオイルとしても製品が販売されているので、あながちこのオイルの選択は間違いではないと思うのですが、唯一気になるのが錆について。
防錆効果もあるはずですが、水置換オイルを塗布した金属面は、そのままの金属面より錆びやすいという意見もあります。

いずれにしても今後のテストが必要ですが、防水性、潤滑、防錆で問題が無いようなら、メンテ依頼分のリールでもどんどん採用して行きたいと思ってます。
水置換オイルの比重が、海水と比較してどうなのか?は不明ですが、もし海水より比重が大きいなら、タックルの消耗が著しいカヤックフィッシングでも、きっと役立つはず。