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2013 年 2 月 のアーカイブ

ハッチ

2013 年 2 月 28 日 Comments off

浮沈構造のSOTカヤックには、内部にアクセスするためのハッチが設けられてます。

このハッチを利用して内部に荷物を入れたり艤装したりするのですが、ハッチの種類によっては水漏れが多く、艇内への浸水の原因にもなります。

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バイキングカヤックのハッチは円形で、水漏れを防ぐパッキンを持ったロックタイプ。フタをねじ込むように閉めるのですが、このハッチが秀逸。最後まできっちりと閉めてロックすれば、水漏れは皆無です。

SOTカヤックの場合、艤装などで作った穴のシールがしっかりできていれば、他に浸水する可能性があるのはハッチしかありません(素材的な問題は別)。ですから、通常はハッチさえしっかり閉めてあれば、例え沈したとしても浸水は有り得ません。

問題はハッチをしっかりと閉めてなかった場合です。

バイキングカヤックの気密性の高さはこのブログで何度も触れてきましたが、気密性が高いことによって内部の気圧は常に変化しています。そして、この気圧変化によりハッチが少しずつ弛む場合があります。

気づかずに出艇すると、いつのまにかハッチが外れるというケースも有り得ます。

どんなに優れたカヤックでも、浮沈構造でも、内部に水が侵入すれば沈みます。

ですから出艇前には必ずハッチを確認する作業を習慣にしたいですね。

 

大雪も峠を越えて、ここ数日は春の気配が感じられます。ぼちぼち初出艇を計画している方も多いと思いますが、まだまだ寒い季節ですので、安全策だけは完璧で臨みましょう。5月中旬頃まで、ドライスーツは必需品です。

最終段階

2013 年 2 月 26 日 Comments off

久しぶりの陽射しに爽快な気分で過ごせた今日の午後。

雪まみれになっていた可哀想なカヤックを車から降ろし、残っていた艤装の最終仕上げ。

と言ってもアイレットを1個追加して、バンジーコードとマッシュルームをバイキングカヤックの純正に交換しただけなので、艤装と呼べるほどの作業ではありません。

完成した2+1は、profish同様に安全面を第一に考慮したシンプル且つ機能的な艤装です。それがいろいろ試してカヤックを穴だらけにして得た自分なりの結論でもあります。 

 

そんな感じでカヤックの準備は整いましたが、やっておかなければならない他の作業が細々残ってます。

まずはカヤックフィッシングの必需品、ストリンガー。

マダイの重さで壊れたフックを廃棄し、残り7つのフックを新しいロープに付け替えます。

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最初から付いていたロープが長すぎたので、カヤックに丁度良い長さに調整して仕上げました。

次はシーアンカーのフロート。

シーアンカーの効き具合を調整したり、浅瀬での沈み過ぎ防止、そして他船にシーアンカーの存在を知らせるための目印です。

昨年までは発泡スチロールのボールを使っていたのですが、色が目立たないのでオレンジのものに交換。

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このタイプならば、長さ調整も簡単なので、状況に合わせてシーアンカーとフロートの間隔を即座に変更できます。

 

プラスの最高気温が続くようになると、気分はもう春です。西のアイナメが最盛期のこの季節、カヤックからウルトラライトジギングで攻める根魚も楽しそうですね。

ジギングと言えば、今年絶対にカヤックで遊びたいと思っているのがシロギスジギング。プレジャーや遊漁船では他の人の迷惑になるので出来なかった釣りです。

簡易パドルフロート

2013 年 2 月 26 日 Comments off

セルフレスキュー、グループレスキューで重要な役割を担うパドルフロートについては以前説明しました。

パドルフロートを準備しておくかどうかで、再乗艇までの時間が格段に短縮され、落水による精神的、肉体的ダメージも少なくて済みます。

ただ、パドルフロートはそれなりに高価で、インフレータブルのソフトタイプなら5000円以上します。やや安価なハードタイプでも良いのですが、大きめなので艇に常備しておくには少々邪魔になります。

そこでシートの高さ調整+クッション+パドルフロートの3役を兼ねた簡易パドルフロートの自作をしてみました。

自作と言ってもとても簡単で、材料は30mmのスタイロフォームと100均のナイロン生地の巾着袋だけ。

巾着袋に入るサイズにスタイロフォームをカッターでカットして中に入れれば完成です(笑)。

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普段はこんな感じでクッション替わりにシートの下に敷いて、シート下の水でお尻が濡れるのを防止します。

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そのままだと落水時には流出する可能性があるので、ヒモを艇の適当な場所(シートの金具など)に結んでおけば良いでしょう。

パドルフロートとして使う場合は、パドルを中に入れて、2本のヒモで結びコードロックで絞めればパドルが抜け落ちることもありません。

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本物のパドルフロートよりも浮力は小さめですが、艇の傾きを抑えるには十分です。丁度良いスタイロフォームの端材があれば、材料費は105円。スタイロフォームを小さくカットしてものが購入可能ならば、合計200~300円で作れます。

スタイロフォームは材質的に割れる場合もありますが、材料が安いので割れたら新しいものに入れ替えればOK。

ひとつ作っておけば、きっと役に立つ時が来ます。

スローライフ

2013 年 2 月 22 日 Comments off

歳のせいか、最近はスローライフを目指す自分が居ます。

あくせくせず、心に余裕をもって、ゆっくりと自分らしく生きること。そんなスローライフを楽しみたいと思った矢先に出会うべくして出会ったカヤックは、今では自分のライフスタイルに欠かせない存在になってしまいました。

仲間でワイワイ楽しむ釣り。釣果を競う釣り。大物を仕留める釣り・・・

どれも釣りの楽しみ方のひとつだし、自分もそんなスタイルが楽しいと思っていた時期がありました。

しかし、日々のストレスから解放される貴重な時間のはずが、癒やしのための釣りのはずが、結局はストレスを溜める結果になってしまうことが多かったように感じます。

時間も場所も釣り方も対象魚も・・・周囲に合わせることなく、流されることなく真の自由を楽しめる釣り。誰にも干渉されない自分だけの空間と時間を楽しむ釣り。求めていたのはそんなスタイルで、それを実現できる手段のひとつがカヤックフィッシングなのだと思います。

予約も要りません。集合時間もありません。終了時間もありません。好きな時間だけ遊べます。好きな時間に帰れます。好きな所から出艇できます。好きな魚を狙えます。好きな釣り方で楽しめます。

時には手が届くほどの距離でイルカと戯れ、時には竿を置いて目の前でさえずる野鳥の声に耳を傾ける。青物のボイルに囲まれたり、エイの群れに遭遇したり、新しい発見と驚きがたくさんあります。

それは他のどんな手段でも体験できなかった非日常の世界。

あくまで釣りが目的ではあるけれど、そんな非日常の体験を楽しむことで、自分が目指すスローライフが少しずつ具現化してゆくのを感じます。

現代社会を生きるためには、毎日がスローライフというわけには行かないけれど、のんびりとカヤックフィッシングを楽しむことで、ちっぽけな悩みなどどどうでも良いことに感じ、全てを許せるような、そんな肩肘を張らない生活を手に入れられた気がします。

 

ビスターリ号

仲間の艇の名前です。

ネパール語で「ゆっくり」という意味。

スローライフを満喫できるカヤックにはピッタリの名前ですね。

再乗艇後の注意点

2013 年 2 月 21 日 Comments off

やっと再乗艇できたにもかかわらず、すぐにまた沈してしまうケースがあります。

体を正常な位置に戻そうとしてバランスを崩してしまうのがその原因です。

再乗艇した時、通常はうつ伏せ状態ですが、その状態から艇に膝を立ててはいけません。

正しい方法は、うつ伏せ状態で自分のお尻が艇のできるだけ中央に来る位置に調整し、そこから体を180度反転させて仰向け状態になる方法です。

うまく仰向けになれたら、艇をまたぐように足を拡げてバランスを取りながら、シートの位置まで移動します。

文章にすると説明が難しいですが、重心を低くした状態で体を返す・・というのがコツです。

寒中進水式

2013 年 2 月 18 日 Comments off

17日に進水式をしたい・・・という要望のオーナー様。

正直なところ、こんな寒い時期に浮けるのだろうか?と思っていたし前日までの大雪でほぼ無理だろうと判断していました。

今回の進水式は自分の2+1も含めて3艇。お清めの塩も御神酒も準備してありますが、とりあえず海まで行ってみて状況次第で中止もあり・・という方向で出発。

弘前は前日までの大雪が嘘のような晴天。陸奥湾が近づくにつれて気温も高めになり(それでも氷点下3℃)、なんとなく浮けそうな気がしてきました。

風は西寄りですがさほど強くなく、海を見て浮ける事を確信。

さて、出艇場所は?と候補の場所をあちこち巡るものの、沿岸はとにかく凄い雪で車を置けるスペースさえ無い状態です。下手に車で入り込めば、バックでしか出てこられないようなところばかり。漁港ですら満足に車を置けません。

いろいろ考えた末に、河川河口部からの出艇を検討。「あそこなら」と目星を付けた場所は駐車スペースも十分で、カヤックの上げ下ろしも楽な状態でした。

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装備を整えてカヤックを車から降ろし、ほとんど水の無い河口まで運搬。初めて雪上でカヤックを運搬しましたが、そのままソリのように引いてゆけるのですこぶる楽ちんです(笑)。

まずは御神酒と塩を供えて、安全と大漁を祈願したら、いよいよ進水式。

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オーナー様は初めてのパドリングなので、一通りの操艇方法を教えてから練習してもらいます。岸からの出し風なので沖に出ないように注意し、200m以内でパドリングの練習。一番効果的な練習は、少し波と風のある状況で、直径10~15mの円を描くように操艇する方法ですが、まずは艇に慣れてもらうところから始めました。

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最初は艇の方向を変えるのさえ苦労してましたが、1時間後にはすっかり慣れてパドリングを楽しむ余裕が出てきたようです。

気温よりも水温が高いせいか、海上はそれほど寒く感じず、1時間ほどのパドリングを楽しんで進水式は無事終了となりました。

しかし、進水式を終えたとは言え、実際に釣りをするためにはまだまだ練習が必要ですし、事故回避のために覚えなければならないことがたくさんあります。

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みなさん、それぞれに目標があるようですので、ハイシーズンまでにまた何度か練習しましょうね。特に、再乗艇の練習は、みっちりと厳しく指導させていただきます(笑)。

メーターシーバス?

2013 年 2 月 16 日 Comments off

今日は素敵な情報を入手しました。

2月下旬から3月にかけて、ジギングでシーバスを狙えるというお話しです。

しかもメーターオーバーが混じるらしい。

カヤックで攻められる県内の海域なので、事実上今期のKF初釣りはシーバスジギングになるのかも?

早く雪とけてくれないかなぁ。

シーアンカー

2013 年 2 月 16 日 Comments off

ツーリングだけなら必要ないけれど、カヤック+フィッシングでは必ず必要になるのがシーアンカー(パラシュートアンカー)。簡単に説明すれば、水に入れて使うパラシュートで、艇の流れるスピードを抑えたり調整したりする道具です。

カヤックフィッシング用としては開口部の直径が45cm程度の小型のものが標準で、艇上に置いた時に嵩張らない柔らかい生地のものが理想です。

カヤックに限らず船からの釣りでは、流れるスピードが1ノット(1.852km/h)を越えるとラインが斜めになりすぎて釣りにならなくなります。フィールドの水深やリグの比重、ラインの種類・太さにもよりますが、快適に釣りができるスピードは1ノット以下と判断して良いでしょう。

流されるスピードを左右するのは潮流と風で、いずれも速い(強い)ほどカヤックの流され方は速くなります。また、艇が大きいほどその傾向は強くなります。

昨年1シーズンをprofish45で過ごして感じたのは、状況によっては大きめのシーアンカーが必要になるということでした。

波も風も潮流も穏やかな状況では、標準サイズのシーアンカーでもそれなりに効いてくれます。ニモのような10フィート前後の艇なら十分に使えるでしょう。しかし、profish45のような大きな艇の場合は、風が強くなったり、潮が速い海域ではもっとサイズの大きいものを使って、艇の流れを調整できるシステムが欲しくなります。

特に、比重の小さなリグを使用するエギング、ティップランエギングでは、シーアンカーの善し悪しがそのまま釣果に影響すると言っても過言ではありません。

市販を探すと開口部の直径が70cm以上の丁度良いサイズのシーアンカーもありますが、残念ながら素材が硬く、艇上での扱いが悪そうなものばかり。

そこで昨年のアオリイカの時期に自作したのがこのシーアンカー。製作費は2000円以下です(ロープ含まず)。

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生地屋で強くて薄い生地を購入し裁断。ミシンで縫製した後にナイロンテープを縫いつけただけの簡単な構造。開口部の下辺になる部分にはウエイトを入れ、円周には水中で開きやすいようにステンレスワイヤーを入れてあります。

円錐頂点には絞りを設けて、この部分にも馴染みが早くなるようにウエイトをセット。この部分の開閉で水流の抵抗(流されるスピード)を調節します。

このシーアンカーのおかけで、後半のエギングも快適でした。今期からは凪ぎの日の標準サイズ、風が強めだったり遠目に出る時の自作シーアンカーと、状況に合わせて選択することにします。

現在、カヤック用品はパーツ類も含めてその多くがカヤック目線で作られたもので、フィッシング目線のものは極めて少ないと感じます。先日、バイキングカヤックジャパンを訪れた時にその話も含めて、シーアンカーの件も相談してきました。グレアム氏が乗り気だったので、将来ACAからフィッシング目線で作られたシーアンカーが販売されるかもしれません。

余談ですが、市販のカヤック用シーアンカーの中には、最初からロープがセットのものもあります。しかし、付属のロープは細くて張りが無いため、現場では絡みやすくトラブルの頻度が高くなります。メインロープ、回収ロープともに、太めで張りのあるものに交換することをおすすめします。

レスキュー装備

2013 年 2 月 15 日 Comments off

カヤックフィッシングで一番重要なのは安全対策。普段から「もしも」、「万が一」は起こるものだと肝に銘じておかなければなりません。

だから、釣具や艤装よりも大切なのがセルフレスキューも含めた安全対策。

使わなければそれに越したことはないですが、自分と仲間の両方をレスキューできる装備は必携です。

以下はその一例。転覆時でもすぐに出せる場所に収納しておく必要があり、自分はシート後部のバッグに入れてます。

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是非準備しておきたいのがパドルフロート。これはパドルの流出を防ぐものではなく、パドルを利用して艇を安定させるための風船のようなものです。これがあれば非力な人でも再乗艇が容易にできるし、レスキュー以外の使い方もできます。ハードタイプとインフレータブルのソフトタイプがありますが、収納に便利なのは後者です。丈夫で大きめの浮力が大きいものがおすすめです。

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そしてパドルフロートとセットで使うことで更に再乗艇を容易にするロープ。長さは3mもあれば充分で、こんな感じでセットすれば、ロープに足を掛けて簡単に再乗艇できます。両端はブレードが通る大きさの輪にしておきます。

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ホイッスルはPFDにも取り付けてますが、レスキューセットの中に予備も準備してます。

そして他艇で落水事故が発生した時のためのハシゴ。近くで事故が発生した場合、レスキューは義務です。

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自艇を他艇に横付けした状態から再乗艇の手助けをするためのもので、市販は無いので50mmと25mmのナイロンテープで自作しました。収納で邪魔にならないようにバッグに丁度納まる幅で作ってあります。

これらの他に、小型ライトやカロリーメイト、切り傷用の救急絆などを持っていると役に立ちます。

しかし、何よりも大切なのは、再乗艇の練習を何度も繰り返し行い、いざという時にパニックに陥らないことです。

 

ところで、カヤックを車載した時には必ず盗難防止のチェーンロックを使ってます。SOTカヤックにはスカッパーホールという水抜きの穴がたくさん空いていて、その穴を使います。あんなデカイものを盗む人もいないだろうし、たとえ盗難に遭っても艇にはシリアルナンバーがしっかりと刻まれているのですが、対策を施すことに越したことはありませんし、キャリアからの落下防止も兼ねてます。

profish45では90cmのチェーンロックでも余裕だったのですが、2+1は厚みがあるので同じものだと長さが足りません。120cmを探してみたものの、需要が無いのか見つけられず。仕方ないので、今まで使っていたものと同じで長さが60cmのものを足して使うことにしました。

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それぞれキーが別なのでちょっと不便ですが、普段は一箇所しか外さないのでこれで問題無しです。

これから2+1用のチェーンロックを購入する方は、60cmを2本でいいと思います。

 

さて、天気が良ければ今週末は進水式・・・と思ってましたが、雪は止みそうもなく、気温も上がりそうもないですね・・・(泣)。

お知らせ

2013 年 2 月 15 日 Comments off

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