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期待薄

2015 年 9 月 9 日 Comments off

いつもなら既に新子サイズが釣れ始めているはずのアオリイカですが、昨日、一昨日と岩崎~深浦地区の陸っぱりを調査した人達によると、ほとんど姿が見られないそうです。

山形、秋田方面の状況がそのまま反映される青森県。
山形も秋田も3年連続の不漁がほぼ確定なので、残念ながら青森も期待は持てない状況です(泣)。

4年前のように際限なく釣れなくていいけど、せめて平年並みに釣れて欲しいですね。

アオリイカは1年サイクル・・・という定説も既に崩れ、この先ずっとこのままなんじゃないかな?という気さえしてきます。
我々釣り人は、魚に対してああでもない、こうでもないと決めつけ、固定概念と潜在意識に縛られがちです。でもホントは魚のことなんて少しも分かっちゃいないんだ・・・という意見には、KFを楽しんでいる方々なら素直に頷けるのではないでしょうか。魚の持つ別の顔を垣間見ることができる釣り、それがKF。KFを始めてから、魚達の意外な面々を見てきました。

昔は「セオリー」という言葉をよく使いましたが、昔言われていたセオリーは、今となってはただの「こじつけ」に過ぎなかったのだなとしか思えません。だからターゲットとして扱われるようになって日が浅いアオリイカのことも、我々はよく理解できていないのです。
事実、艇上からアオリイカを観察すると、いろいろな新しい発見があります。それはとても新鮮でワクワクする光景です。そこから新しい攻め方、釣り方を考察するのもまた楽しい作業です。

いずれにしても居なければ釣れないのは道理です。
それでもカヤックで少し沖に出れば、少しは釣れるのかもしれません。
昨年もそうでした。今期もあまり期待はしていません。
キジハタ狙いも兼ねて1浮き4~5ハイ程度を目標に楽しむことにしましょう。
食べるのが目的ならば十分過ぎる量です。

カヤックエギング

2014 年 10 月 16 日 Comments off

アオリイカのエギングは、イカが少なかったりスレが進んでいたりすると、とても難易度が高い釣りだと思います。

特にカヤックからのエギングは、動作が制限されるために、思ったようなアクションをエギに与えられず、せっかくイカが居るのに乗せきれないという場合も多いでしょう。

カヤックを始めた年のアオリイカは異常に多く、良く釣れ、エギを沈めるだけでヒットしてしまう状況でした。そんな体験をしてしまったものだから、カヤックエギングならアオリは簡単に釣れると思いこんでしまいました。

しかし、昨年は全くと言って良いほど釣れず大苦戦。それは前年の爆釣イメージを引きずってしまったのが大きな敗因と反省しました。

そして今期を迎えました。

釣れない時に私が必ずやる事。それは「原点回帰」と「初心に戻る」こと。

アオリイカはおかっぱりでも釣果に差が出る釣り。それは多くの場合エギの操作やカラーのローテーションにあります。

陸っぱりでの釣りを思い起こし、まずはタックルを考え直すことから始めました。

市販のエギングロッドは短くても8フィート前後。そのロッドをそのままカヤックに持ち込んでも、完璧なシャクリは難しく、特にティップにラインが絡んだ時には最悪です。そこでシーバスやマダイのライトジギングに使用している6.8~6.11のロッドをそのまま使ってみた結果は上々でした。
下半身固定で上半身しか使えない艇上では、エギングもこの長さのロッドがベストだと思います。
ラインはいたずらに細いものは必要ありませんが(私の場合、シャクリが派手なので0.8号だと切れることがあります。ロッドも過去に2回折ってます)、リーダーは細いものを使います。具体的には6~7ポンドです。

次にシャクリとフォールを基本に戻します。

私の場合、シャクリのパターンは上方3回+横2回の2段階シャクリ。大切なのは上から横に切り替わる時の一瞬の間で、直前のラインスラッグを取るタイミングに慣れが必要です。
シャクリはその場でのダートを意識し、けっしてエギを引いてしまってはいけません。

フォールでバイトを待つ間にも、カヤックは流されて移動しているわけですから、その分のスピードを考慮しないと、必要以上にエギを引いてしまいます。この点がおかっぱりと大きく異なる部分です。バイトを待つ間のフォール時は、ベールを常にオープンにして必要な分のラインを繰り出し、イメージ的に「エギを真下に」落とし込むようにします。
「エギングはラインスラックの釣り」
スラックの調整は、陸っぱりよりも常に流されているカヤックの方が断然難しいです。

エギの選択をリセットします。

ここ数年、ティップランという釣法が流行し、「カヤックもオフショアなのだからティップラン用のエギがベスト」と思いこんでしまった事が失敗でした。
ティップランという釣りは深場で1匹を釣るための方法で、大型を釣るため、数を釣るための釣り方ではありません。
5~10mの水深にアオリイカが居るのに、わざわざ効率の悪い深場で釣りをする必要もなく、また重すぎるエギは沈みが早い分乗りが悪くなるのが必然でしょう。
よって、ティップラン用のエギは25~30gを上限によほど潮が速い条件や浅場で釣れなくて深場を攻める場合限定と割り切りました。10m以下では一般的な17~18g、時には15g以下のエギを使うことでアオリイカの反応は格段にアップし、自ずと釣果もアップします。
この時期になるとアオリイカもサイズが良くなってくるので3.5#というのが定番かもしれませんが、スレが進むと小型・軽量のエギに軍配が上がります。よって、個人的には3.0#の使用率もかなり高いです。
陸っぱり、カヤック問わず、同じポイントではエギのカラーにイカがスレます。基本はオレンジと赤の2色ですが、グリーンと茶色をその中に加えてローテーションすることでひとつのポイントからより多くのアオリイカを引きずり出す事ができます。

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いずれにしても、デイゲームで釣るアオリイカは夜釣りに比べて何倍も難易度が高い釣りです。本来ならエギを追わない低活性のイカを、エギのアクションだけで誘って活性を高めて釣るゲーム性の高い釣りで、そのハードルの高さに挑む楽しさを追求しながら自らもスキルアップすることが目的の上級者向けの釣りだからです。
前述したように一番大切なのはエギのシャクリパターンとフォール。
まずは陸っぱりでエギの操作をマスターし、それをそのままカヤックから実践できれば、釣果は自ずとアップするのではないでしょうか?

これらはあくまで個人的な持論に過ぎませんが、カヤックエギングを楽しんでみたい方の参考になれば幸いです。

久しぶりのアオリイカ

2014 年 10 月 12 日 Comments off

一昨年は半日で三桁なんて数が釣れたアオリイカでしたが、去年は一日頑張っても1~2ハイと散々でした。
1年サイクルなら今年こそ・・・と期待したものの、フタを開けてみれば一昨年にはほど遠い状況です。
一昨年が異常だった・・というのも事実ですが、あの爆釣を味わってしまうと、ちょっとやそっとの釣果では満足できないのです(笑)。

今年最初のカヤックエギングは深浦へ。

夜釣りでは一人30パイ、40パイと釣れているそうですが、アオリイカは夜釣りで叩かれると日中は釣れません。
夜明け以降は磯に立つ釣り人も少なく、釣果を尋ねてみても殆ど釣れていないという状況でした。
夜釣りからデイゲームに移行したエギングが、時代を逆行してまた夜釣りメーンに・・。この傾向が続けば、アオリイカのデイゲームはやがて成立しなくなるかもしれませんね。

夜叩かれて、日中は岸に近づかなくなったアオリイカがどこに居るか?
今日の状況を見た限りでは水深7~10m付近に群れてました。しかし、活性は低く、容易には乗ってくれません。

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しかもポイントがピンなのでかなり苦労しましたが、何とか二ケタ釣果で終了することができました。

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仲間達はジギングでキジハタやヒラメ、メバル、イナダなども。
ちょっと沖に出ればすぐに水深40mのポイントなので、様々な魚が狙える素晴らしいゲレンデです。海から見た景色もまた最高。初めて浮きましたが、とても気に入りました。
来週は行けませんが、シーズン中にもう一度浮いてみたいと思います。

さて、今日は「サイストラップ」なるものを注文しました。
ちなみに私はずっとサイドストラップだと思っていました(恥)。

サイストラップは乗艇時に膝を掛けて固定するためのもの。通常は使いませんが、複雑な波の中でパドリングする時やサーフィンの時はとても活躍するアイテムです。

そんな物が欲しくなるとは・・・
どこに向かってるのか?最近は自分でもよく分かりません(笑)。

美味しい刺身でした

2013 年 11 月 3 日 Comments off

昨日は西風が強い予報だったので、日本海側はあきらめて海峡に浮いてきました。

竜飛方面、おかっばりでアオリイカ3桁という情報もあったので、まずはアオリ狙い。

開始直後に水深6mですぐにヒット。「今日はいけるかな?」と、ちょっと期待したものの、その後はバイトすら無い状態が続いたの沖に漕ぎ出します。

しかし、初夏の頃マダイやヒラメが大漁だった付近を探りますが、ベイトの反応さえありません。

時折青物が水面で沸くものの、一瞬で終了。

そんなボイルを見つけてはPopky80をキャスト。

ほぼ百発百中でヒットするのは30~40cmのイナダ。

ワラササイズは出ず、それでも十分に楽しめたので、突風が吹き始めたのをきっかけに昼頃終了。ちなみに水温はまだ19℃弱と異常に高いです。

天気も凪ぎも良く、仲間達とともに気持ちの良い一日を過ごせました。カヤックのある充実した時間を今回も満喫できたことに、そして何よりも遊ばせていただいた海と魚に感謝。

 

お持ち帰りはアオリイカ1パイとイナダ1匹。

二人で食べるには、これでも多いくらいです。

早速刺身にして、大葉と生姜を添えていただきました。

今時期のイナダは小型でも美味しいですね。

 

おかっぱりではシーバスが好調のようですが、今日は自宅で仕事。明日はどこに浮こうかな?

これからサケの接岸量も多くなるし、12月は日本海側で根魚のハイシーズン。まだまだKFは続きます。

アオリのシーズンですね

2013 年 10 月 3 日 Comments off

昨年ほどではないにしても、良型が出てますのであと一ヶ月は遊べそうです。

カヤックエギングの必需品と言えば、墨だらけになっても勿体なくない安価な「虫取り網」と「大型タッパー」、活シメ用の「ハサミ」、「トング」です。

虫取り網は柄が長いので、イカ墨回避に役立ちます。5リットルのタッパーは、胴長20cmオーバーのイカが20杯くらい入るので持ち帰り分をキープするのに丁度良いサイズです。市販の「イカ絞め」ではなかなか上手くシメられないので、目と目の間をハサミの先端でチョキッと切るのが一番早くて簡単です。トングは言わずもがなイカを掴むために使います。

これら、全て百均で揃っちゃいます。でも、網は季節的にちょっと難しいかな?

もうひとつカヤックエギングに欠かせないのが「シーアンカー」です。

風が強い季節だけに、シーアンカーが無ければエギの微妙な操作ができません。

そのまま使ってもいいのですが、自分はこんな感じでメインロープの間にクッションの役割をするゴムを入れてます。

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ゴムの長さは50~60cmもあれば十分。ゴムとロープの取り付けは電気用の端子を使ってます。

この部分に伸縮性を持たせることで、艇の横揺れが少なくなり、波の上下による艇底のタタキも緩和されます。あのイヤ~な3次元の揺れから開放されるという事で、船酔いしやすい人は、たったこれだけで快適な釣りが楽しめます。材料費も500円以下なので、是非お試しを。

 

問題は艇のサイズが13フィートクラスになると、60cm径のシーアンカーではスピードを制御しきれないという点。かと言って、邪魔にならない柔らかい素材の90cm径は今のところ市販されていません。

ACAブランドの大型のものを作ってくれないかな?

ずっしり

2012 年 10 月 28 日 Comments off

昨日までの情報で、サーフのシーバスと青物が絶好調とのこと。キジハタもいい感じで釣れているし、釣りたいものがたくさんあるのだが、最終決定はアオリイカ。

陸っぱりはもうぼちぼち終盤なれど、ちょっと沖まで漕げば、数は期待できなくても大型が狙えると思ったからだ。

仲間からの情報で、赤石沖は渋い状態とのことなので、風と波を考慮して北金ヶ沢へ。

朝7時に出艇した頃には、既に東寄りの風が強くなり(北金ヶ沢は東風で時化る)、短時間勝負を覚悟した。

沖合にはこの時期最盛期のサケ網が縦横無尽に仕掛けられている。それらを避けて流れる位置を探す。

水深10m前後を中心に攻め始めると、1投目からズッシリとしたアタリ。釣れてきたのは23cmほどのアオリイカ。

強風で流されるスピードが速いので、一流しで釣れるのは3バイが精一杯。

行ったり来たりをくり返し、正味3時間の釣りで27~28パイをゲット。

活性が高く、海さえ穏やかならば、もっともっと釣れたのかもしれないが、このくらい釣れれば十分。

サイズは前回よりも一回り大きく、最大で24~25cm(500g前後)。

2~3㎝違うだけで、重さとパワーは全く違う。アタリはコツコツと小さいが、乗った瞬間はずっしりと重く、ジッジッ・・とドラグが出る。

実に楽しい。

イカ用に持ち歩いているタッパーは、前回は20パイ入ったが、今日のサイズでは10パイが限界だった。

よって、中盤以降釣れたイカは全てリリース。

キープした10パイも、岸で待ちかまえていた(笑)仲間にプレゼントしたので、結局持ち帰りは無しだった。

美味しく食べていただけるのであれば、それでOK。

気温は随分と下がったが、海水温はまだまだ高く、足を水に浸けるとホンワカと暖かい。少なくとも、アオリイカはまだまだ楽しめそうな雰囲気だ。

あと一ヶ月釣れ続けば、きっと27~28cm、いや30cmサイズが出るかもしれない。

今期はヤマリア製のDDスパイダーと、エギ王に随分と世話になった。根掛かりしても、オフショアエギングではロスト率が低く、今期のロストは今のところ1個だけ。

活躍してくれたエギたちはこんな感じでボロボロ。

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ピンクとオレンジは定番色だけど、個人的にはこんな地味~なカラーが大好きなのだ。

もうすぐ雪が降りそうだが、カヤックフィッシングはまだまだ楽しめそう。

追記: 帰りに「海の駅わんど」で開催されているイベントを観てきました。胴長16cmほどの網捕りアオリイカが、1パイ400円という価格にビックリ。アオリイカって高級なんですね。長谷川牧場のフランクフルトは絶品でした。

3桁突破

2012 年 10 月 7 日 Comments off

艇がスミだらけになって、掃除が大変だから、アオリイカはもういいや・・と出かけた西津軽・赤石。

仲間達はアオリイカがメーンだが、自分はちょっと沖に出て、シッポのある魚を狙う予定だった。

が、しかし、到着してみると風も強めで沖の水平線がギザギザのノコギリ状。

これじゃ無理。

というわけで、4艇連んで北金ヶ沢に移動する。

波はあるが、微風。赤石よりもマシという程度だが、ここなら何とか出艇できそう。

防波堤にはアオリイカ狙いと思われる釣り人がたくさん。近年のアオリイカブームは凄い。今日は沖堤にも釣り人が居た。

漕ぎ出して5分。沖合では強めの風が前方左から吹き付けている事を知り、メーンターゲットを変更せざるを得ない状態。この風と波ではとても20m以上までは行けそうにない。ならばアオリイカでもと・・先日良い思いをした水深18m付近を目指すが、10mを過ぎたあたりでとてつもなく大きなウネリが連続で襲う。最近はかなりの波でも平気なのだが、さすがに今日のウネリにはドキドキした。

無理せずに10m付近からシーアンカーを投入。先日と違って潮が澄んでいるので、おそらく浅場でも釣れるはずだ。

お気に入りのDDスパイダー25gを投入。着底を待ってアクション。

ほどなくコツコツ・・というバイトの後にティップが10cmほど入り、ズシッとした重みがロッドを曲げる。

ウネリはあるが、イカの活性は高いようだ。空バリを上げることなく入れ食い状態が続く。

水深9~7mまでを何度か往復し、午前9時30分までで60パイの釣果。サイズは先日よりも一回り大きめ。

4艇で休憩を取り、しばし雑談。

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波と風が幾分落ち始めた午前11時から後半戦開始。

前半戦よりもやや沖の11mから開始すると、一流し目で15ハイの釣果。

同じコースを流して20パイ追加し、3流し目でついてに前半戦とのトータルが三桁に達する。

そのあたりから海の様子が変わってきた。

風が西よりに変わって強くなり、あたりに白波が立ち始める。

艇が左右にスライドし始めたら危険信号。

急いでシーアンカーを回収し、仲間達とともに陸へと急ぐ。

13時終了で、個人的な一日のトータルは102ハイ。

それは浅瀬や岩礁を気にせずに攻められるカヤックならではの釣果と言える。

大漁はいいのだが、やはり大変なのは後片付け。

なかなか落ちないスミ跡・・・あぁ~、もうイヤだ。

それにしても、いったいどれだけの数のアオリイカが居るんだろう?

 

DATA

YAMARIA  エギ王DDスパイダー 25、30g・UFMウエダ CPS-752・SANYO APPRAUD エギングPE0.8号・同リーダー10LB

男鹿に浮く

2012 年 10 月 5 日 Comments off

今日は、秋田在住のI氏(nemo 2+1 Angler)のお誘いで秋田県の男鹿へ。

男鹿と言っても、半島の付け根付近にある船川周辺だから、「男鹿の入り口」と言って良い。

考えてみれば、我が愛艇Rocinanteが他県の海で浮くのは初めて。ちょっとした初遠征という感じだが、おかっぱりでは通い慣れた海でも、沖に浮くとなるとちょっと緊張するというのが正直なところ。

今日の狙いは釣れるものなら何でも・・という感じだが、主目的はポイントの調査。もし釣れるとすればシーズン的にマダイやシーバス、青物、アオリイカなどだろう。

I氏よりも先に現地入りし、6時出艇。

漁港のスロープはいつものように地元の住人と漁師さんの許可をいただいて使わせてもらった。

どこに行ってもそうだが、カヤックは初対面の人とのコミュニケーションに最適なアイテム。おかげで知り合いがどんどん増えるし、地元ならではの美味しい情報も入手できる。

今日話しかけてきた漁師さんは、小型魚探がよほど珍しかったのか、その小ささに驚き、覗き込んで「ガハハ・・」と大声で笑っていた(笑)。話し込みすぎて出艇が遅くなったり、帰りが遅くなったりすることもあるが、そんな地元の人達との会話はとても大切だし嫌いじゃない。

 

このポイント、漁港から暫くは水深1m以下のカヤックでも座礁しそうな地形がポツポツ存在する。漁船が船外機をチルトアップして港内を走っているのは、そんな理由。400m沖に出たところで、やっと水深は4m。

もう少し沖に出て、水深8m付近から攻め始める。まずはアオリイカ。

潮が思った以上に速く、シーアンカーを入れても水深10mで25gのエギが必要。青森ほど頻繁なアタリはないが、サイズはちょっと大きく、胴長22~23cmが最大。

イイ感じで釣れていたが、周囲が俄に暗くなり、雷鳴、稲光とともに雨が降り出した。明け方前の稲光が気になっていたし、朝から雲行きが怪しかったのだが、ついに来てしまった・・・という感じだ。

I氏と堤防際に寄り、堤防沿いに陸を目指す。途中、大粒の豪雨に見舞われ、既にずぶ濡れ状態。無事サーフに着岸するも、雨を除ける術がなく、次第に二人とも寒さに耐えきれなくなってきた。

小降りになったのを見計らって、一度出艇場所に戻ってウエットスーツに着替えようということで再び海上を移動。

着替えが終わった頃には、先ほどまでの雨と雷がウソのように青空が広がっていた。

さぁ、ここからが本番。

水深10mまで移動し、アオリイカ狙いで15ハイほど釣った後は、深場へと移動する。多少の波とウネリはあったが背中からの微風ということもあり、GPS計測で7~8㎞というスピードで軽快なパドリング。ProFish45は相変わらず速い。

20m付近は比較的変化の少ない地形だったが、30mを超えたあたりで起伏が多くなり、32m付近でメタルジグを沈めてみる。出艇場所からの直線距離は4.3㎞。

しかし魚探の反応は全く無く、上から下まで綺麗な状態・・・。キャストして広範囲に探りを入れたり、ワームやバイブレーションにルアーを替えてみても結果は同じ。

ふと気づくと、タイムリミットの正午まで残り1時間。椿漁港がすぐ近くに見えるほどのところまで来てしまったので、そろそろ戻らなければならない。

往時とは違うコースで地形を探りながら戻ると、15m以下のポイントでは魚探に反応が出るが、これは全てアオリイカ。10m前後に一番アオリイカが多いのは青森と同じだ。

残された30分は水深10m以下でティップラン。潮は依然として速く、シーアンカーを入れても30gのエギで丁度良いくらい。

アオリイカはボトムから2mほどのレンジに浮いていることがほとんどで、反応が出た場所では確実に釣れた。昼の時報とともに女川漁港からハシケがこちらに向かって来たので、避航しつつ終了。

結果的に今回の男鹿で釣れたのは30パイほどのアオリイカだけだったが、GPSには自分なりに「今後有効に使える」マーキングが5箇所も増えた。漁師さんから聞いたマダイポイントもしっかりと調査できたし、何よりも仲間と楽しい一日が過ごせたことに感謝。

今回も大型だけを選んでキープしておいた10パイほどのアオリイカはI氏のお土産用に。

アオリイカは釣っても楽しいし、食べても美味しく、お土産としても最高。

だが、どんな回避策をこうじても艇を汚すイカ墨だけは大っ嫌い(笑)。

今回の移動距離約18㎞。後片付けに要した時間は1時間以上・・・。

密航者

2012 年 10 月 2 日 Comments off

先日の釣果に気をよくして、再び赤石へ。

だが、ウネリと干潮が重なって、赤石周辺はサーフィンに丁度良い状態。しかも、濁りが入っているので、アオリには不適と判断して南下することにした。

波の方向と風向きから判断して、北金ヶ沢は大丈夫なのでは?という読みは正解。ウネリは強いものの何とか出艇できそう。

初めてのポイントなので、一応地元の住民の方に駐車場所と出艇場所の許可を頂き、7時半頃沖に向けてパドリングを開始した。どんな場所でもローカルルールに従うことが大事。カヤックを始めてから思うのだが、船外機付きのボートでは断られたり叱られたりする漁船用のスロープも、カヤックなら問題なく使わせてくれる。今まで一度も申し出を却下されたことが無い。その点もカヤックの優位性の高さだろう。

出艇からわずか3分で最初のポイントに到着。ウネリを避けて漁港まわりを攻めるものの、砂地底のためかアオリイカの反応は薄い。北金ヶ沢は堤防からアオリイカが釣れるポイントして有名だが、アオリが生息しているのは堤防際の捨て石とテトラまわりだけなのかもしれない。

バイトさえないまま30分が経過し、海底の変化を求めて沖堤まわりに移動。潮の流れがある場所ではベイトの反応があり、10時頃までで20パイの釣果。しかし、思った以上に型は小さめ。

アオリイカは潮の状態で釣れるサイズが変わる。活性が高い時はアベレージサイズも大きめだが、潮が悪く低活性になると小型ばかりが目立つようになる。あまり叩かれていない沖堤まわりで小型が釣れるということは、潮の状態がいまひとつということなのだが、何よりも影響しているのは台風の影響で残った「濁り」だと判断できる。

依然としてウネリは高いが、濁りを避けて沖に出ることを決意。時折襲うウネリは目測で3mを超え、谷に入ると周囲が全く見えなくなるが、ウネリには滅法強いのがカヤック。何の不安も抱かずに、水深20mに到達。魚探に何の反応も映し出されない点を除けば、濁り無く、潮の動きも適度。

このくらいの水深になると、いわゆるヘビーウエイトのエギを使ったティップランが有効になる。だが、一般的に言われている「シャクリを入れて暫く待つ」という方法ではなかなか釣れてくれない。

そして誘い方よりも大切なのが、「流れとライン」の関係。艇の流れに対して、ラインがどんな角度で水中に入っているか?でアオリイカの反応は著しくかわってくる。最適な角度がわかれば、その角度になるように艇の流れを調整したり、エギの重さを調整すれば良い。

そしてエギのカラー。沖ならば一色でも何とかなりそうだが、アオリイカは集まりやすい場所が決まっている。結果的にその周辺を何度も流すことになるのだが、そうなるとさすがにカラーにはスレる。ピンクやオレンジの定番カラーは勿論だが、茶、グリーン、紫などの地味なカラーをローテーションすることで数を稼ぐことが可能だ。

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水深20mでは反応が薄かったが、18mを切ったあたりから釣れ始め、14mまでの区間で入れ食いになる。それ以上でも以下でも釣れないのだから不思議だが、これも濁りの影響なのかもしれない。一流しあたり20パイというペースで釣れ続け、タイムリミットまでの釣果は70パイを超えた。

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型も良く、リリースを躊躇するサイズも少なくないのだが、自分の分のキープは大型のみ10パイと決めているので、他は全てリリース。いずれもう少しすれば、更に大型に成長して楽しませてくれるはずだ。

14時で終了し、スロープに戻ると地元の人達が集まってきた。この地区では珍しいカヤックなので、質問攻め(笑)。何よりも釣果に驚いていたが、漁師さんの一人はよほど興味を示したらしく、カヤックの価格まで聞いていた。

タイトルの「密航者」だが、どうも朝方の出艇直後に北からの密航者と勘違いされて通報されそうになっていたらしい(笑)。危なく海保の職質を受けるところだった。

「車はここにおけばいいよ」とか、「カヤック置く場所あるよ」とか、「また来いよ」とか・・・北金ヶ沢はいい人達ばかり。スロープも自由に使っていいということで、また近々お邪魔する予定。

大変だったのはスミだらけになった艇の掃除。

現場で洗剤とタワシでゴシゴシやったものの、完全には取れず。スッキリしないので、帰りに高圧洗浄機で洗ってみたのだが、予想に反して綺麗に落ちた(笑)。おそらく、洗剤で汚れが浮いていたのだろう。それでも取れない汚れは、パーツクリーナーと食器洗い用のウエスで落とせることが判明。

やはり綺麗な艇は気持ちいい。大切な艇だから、いつも綺麗にしていたいものだ。

DATA

YAMARIA  エギ王DDスパイダー 25、30g・UFMウエダ SeaRun86・SANYO APPRAUD エギングPE0.8号・同リーダー10LB

カヤックエギング(赤石沖)

2012 年 9 月 30 日 Comments off

ちょっと仕事が残っているのだが、今夜から台風の影響で大荒れとの予報で、嵐の前のひとときをアオリイカと戯れてきた。

アオリイカのような起伏の多い岩礁地帯が中心のオフショアゲームは、船外機付きのボートでは危険を伴う。よって、エギングはカヤックが得意とする分野のひとつと言える。

朝6時ちょっと前に、仲間の艇とともに赤石漁港から出艇。

漁港先端付近の、陸っぱりからは届かない場所にエギをキャストすると、一投目から良型がヒット。

調子良く釣れ続くものの、急に強い西風を伴った雨が降り出し、一時待機。

その後、風が止まり、雨も止んだのを見計らって、イカ焼き前水深15m付近までを探ってみた。

ウエイトの重い、いわゆるティップランエギングと普通のエギを使った釣りを織り交ぜて攻めてみる。

活性が高い時のティップランは効率が良く、短時間での数釣りが可能。

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だが、活性が下がるとユックリとフォールできる普通の釣り方に軍配が上がる。

水深15m程度であれば、これら二通りの釣り方を状況にあわせて使い分けるのがベストだろう。

午前11時の帰港まで、ほぼ入れ食い状態。

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陸っぱりとの大きな違いは、エギの抱き方。釣り人の多いポイントでは、触手1本だけでヒットするケースも珍しくないが、カヤックエギングでは外すのが大変なほどガッツリとフッキングしてくる。全く警戒していない証拠であり、「身切れ」によるバラシも皆無である。

ただ、墨が怖いばかりに取り込みには時間が掛かり、それほど数は稼げない。最終釣果は二人で80パイほど。最大は胴長で22cmなので、数もサイズも陸っぱりと大差はない。実際、今日の津軽半島には多くの仲間が繰り出していたが、全員が30パイ前後の釣果だし、サイズも同じくらいだった。

今はまだ、スレの少ないアオリが堤防や磯でたくさん釣れているので差は出にくいが、これから次第にスレが進み、数が減ってくるとカヤックが有利になってくるはずだ。

とりあえず目標は㎏サイズ。居ないわけではないが、どこに居るのか?が大きな課題。

さて、エギングを終えた頃にはカヤックはスミだらけ。かなり注意してたのだが、相手がアオリイカである以上、スミからは逃れられそうもない。

帰港後は準備しておいた洗剤と真水を使い、タワシでゴシゴシ。直ぐに清掃したこともあり、スミ跡はほぼ目立たなくなった。そのまま放置して艇が乾けば、きっと落ちない汚れになってしまうだろう。

カヤックエギングに洗剤と真水、そしてタワシは必需品。

DATA

YAMARIA エギ王 DDスパイダー25g・sanyo エギングPE0.8号